造ることは壊すこと

日本基督道場
2016年2月23日(火)
発行元 日本基督道場 徳恵禎信 Copyright©2014
メール information@nipponnkirisutodoujou.com
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
造ることは壊すこと
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
         

人間が何かを造ると、必ず何かが壊されます。
便利なものを造ると、必ず何かが崩れて行きます。
生活を楽にするものを造ると、必ず何かが失われて行きます。

人類は木で紙を造りました。しかし、ゴミとなった紙を燃やせば、当然、煙が出ます。小学生でも分かる常識です。

人類は「紙(paper)」を発明して造り、私たちの生活の中で広く使われています。しかし、紙を造るためには、原料となる木を伐採しなければなりません。つまり、自然が壊されます。
世界では毎年日本の国土の1/5の森林が減っているそうです。また、製紙工場では、CO2を含む排煙やヘドロ問題が発生します。

人間が紙を造るためには、環境破壊が必要です。

電気は正に産業革命の命です。テレビにラジオ、冷蔵庫に洗濯機、掃除機にエアコンに電子レンジ。電気が無ければ今日の人類が謳歌する高度文明社会は出来なかったでしょう。今やスマホの時代です。凄い社会になりましたね。電気が無ければ私たち人類の生活は成り立ちません。でも、その電気を造るために、火力発電による排煙、原子力発電による放射能汚染のリスクが必要です。

人間が電気を造るためには、環境破壊が必要です。

自動車、鉄道、飛行機と・・・。あるいはプラスチックやペットボトルのように、人類は自分たちの生活を楽しく、便利にするために知恵を働かせて色々な物を造りに造って来ました。しかし気がつけば、生活を楽しく便利にする物を造って来たお蔭で地球規模の環境破壊をもたらし人類の存続が危ぶまれています。
森林破壊、酸性雨、オゾン層破壊、地球温暖化、放射能汚染、マイクロプラスチック汚染等・・・あらゆる環境汚染がどんどん進んで行きます。
私たちの経済は物を造ることによって成り立っています。ですから今さら物を造らないわけには行きません。この先もどんどん物が造られて行きます。当然、環境破壊もどんどん進んで行きます。人間の知恵で「人間が物を造る=環境破壊」という式を覆すことは出来ません。

近年になって「このままでは地球がヤバイぞ!」と気がついて「何とか環境破壊を食い止めよう」と世界の専門家が集まって議論が始まりました。先進国は興進国、発展途上国に「このままでは地球がヤバイのでみんなで協力してCO2を削減しよう !」と呼びかけますが、興進国、発展途上国は先進国に「なに言ってんだよ!おまえらが今までさんざんCO2バラまいて来たからこうなったんだぞ!それを俺たちにも責任を負わすなんて虫が良すぎるぞ!」と反発します。
CO2排出を規制すれば工業生産が制限され国の経済活動が鈍化するので興進国、発展途上国としては受け入れられません。そうかといって何もしないわけには行かないので、ノラリクラリと目標値の設定はしますが、どこまで本当に実行されるのか、はなはだ疑問です。とにかくこの先もCO2はどんどん排出されるのですから、もうどうにもなりません。いくら人類の知恵で環境破壊をくい止めとしても、どうにもなりません。

みなさんは百年後の人類がどうなっているか、予測出来ますか?。私は百年後はたして人類が存続しているかはなはだ疑問です。どう考えても今の世界経済が後百年も続くとは思えません。経済だけでなく、人口問題、食糧問題etc・・・
また、世界のあちこちで揉めている民族間の紛争、国同士の領土問題、どう考えても円満に解決出来るとは思えません。日本も中国、韓国、ロシアと領土問題を抱えていますが、いずれ、どこかで戦争になるでしょう。どちらが良い、どちらが悪いの問題ではありません。これが「人間の世界」です。カインがアベルを殺したように、気に入らなければ相手を殺して自分の主権を主張します。
人類は自分たち知恵で核兵器を造りました。こんなに沢山の核兵器を造ってどうするのでしょうか?。
人類は坂を転げ落ちるボールのように「世界最終戦争」に向って突き進んで行きます。

人間が何かを造ると、必ず何かが壊されます。
便利なものを造ると、必ず何かが崩れて行きます。
生活を楽にするものを造ると、必ず何かが失われて行きます。

人類にとって「造ることは壊すこと」です。

神は無から有を造ります。人間は無から有を造る事が出来ません。有から有を造る事しか出来ません。だから、人間が有を造るためには、別の有を犠牲にしなければなりません。物という有を造るためには、環境という有を壊さなければなりません。
人類は自分たちの生活を楽しく便利にするために沢山の物を造って来ました。しかし、その結果、地球規模の環境破壊をもたらし、その環境破壊によって、地球の崩壊、人類の崩壊を招こうとしています。そして、人類は戦争によって、人類を壊そうとしています。

神は人間が自分たちの知恵で何かを造って自分たちの社会を作るように創造されたのではありません。「さあ人を造ろう。われわれのかたちとして、われわれに似せて。彼らが、海の魚、空の鳥、家畜、地のすべてのもの、地をはうすべてのものを支配するように。」と仰せら、人間を中心とした「いのちの世界」を創ろうとされました。それが人の罪によって神と対峙してサタンに感化された自分たちの世界を作りました。しかし自分たちが作った物質中心の世界も、やがて自分たちの手によって壊されます。

神の創造はいのちです。繁栄です。喜びです。
人間の創造は争いです。憎しみです。悲しみです。そして最後は死をもたらします。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
本文の聖書のことばは「聖書・新改訳©1970,1978,2003新日本聖書刊行会」から引用しています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

2016年02月23日